『天気の子』公開記念 『君の名は。』と『まどマギ』は似て非なる作品です予告編

『まどマギ』を考察したここで、虚淵玄をギャルゲ作家と言ったな。

『まどマギ』をゲーマー脳が復習考察 -『マギレコ』アニメ化するんだってよ便乗企画-

あれは嘘だ。本当はエロゲ作家と言うべきでした。根が上品だから()表現が婉曲になってしまったのです。正確性に欠ける表現でありましたスマヌ。

虚淵はゲーム脚本家としては上手に分類されるのは間違いない、とは言え『まどマギ』も新しくはなく今更派生作品をアニメ化?て理由がわからんかったのですが、どうやら新海誠の新作『天気の子』が似たような理路で制作されたため、内容が漏れ聞こえた連中が慌てて押し入れから引っ張り出してきたもののようですな。

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』アニメ化にしてもご同様。当時から名作と名高いエロゲだけど、これこそクソほど古い(1996年初出)。今時のアニメってのは主に政治的理由でオリジナルを制作できる力がなく、原作を必要とする関係上後手後手に回りがちなのだけど、今になってからしかこれを引っ張り出してこれなかったってのは、さすがに情報収集力やら偉い人の頭の硬さやらに問題がありそうだわなあ。

このあたりの年代において大々的に作品名が出てこないのは、エロゲがシーンを席巻しちゃってたのでおおっぴらに語られにくかっただけのことなんだけど、そういう基礎知識すらない素人さんが無理に書く文章って、やっぱりどっか無理が生じることもわかりました。チャレンジ精神は認めますが。

それとはあんまり関係なく、似た理路と言っておいてなんだけど、私の中では『君の名は。』は大ヒットしたけど『まどマギ』がそこまで行かなかった理由ははっきりしてます。似て非なる作品だということですな。『けものフレンズ』と『けものフレンズ2』を同じ箱に分類する奴はおらんでしょう。あ、これ触ったらいかん話題だったか?

これらの作品ごとの特徴については、いずれ書かないわけにもいかんかなと。『天気の子』はしばらく観る予定ないのだけど、観ないで書くことを始めてしまった関係上、観る前に書くこともありえる?

まあ予告すると書かないってのがいつものアレですので、あんまり期待しないでまったりお待ちください。

いいから早よ書けオラァ、という向きは、まず私を養ってくれるところから始めましょう笑。物書きが特定利害に関わるのあんまりよくないので、まあ広く薄く頂いたほうがいんじゃないでしょうかね。かつては出版社がそういった機能を働かせたもんですが。

紙に印刷されてISBNが付いた出版物自体が化石になろうって時代、出典引用のあり方も変わらざるを得なくなりつつあるんだろうけど、道半ばなの良くない状態ですね。「はてなダイアリー」や「はてなブログ」からの「はてなキーワード」へのリンクとか面白い試みだったのに、 Google 先生はスパム扱いだからなあ。これはリンク張っていいんだろうかって迷うことはしばしば。

それもあって私が書くもんはソースは何だって言われがちなんだけど、基本的にソースは私です。最初から「私が見た景色を私なりに書き留めただけです。民俗学のフィールドワーク的なものとして書いてます。」て宣言してるよ。ここでは書いてなかったから今書いておきます。

 

コメントを残す